宮崎弁は癒しの方言と言われます!県内外どちらの方も楽しめる用例集にしました。
宮崎弁では、○○の を、○○ん で表現することがあります。
「どこどこの」を「どこどこん」と表現することがあります。
宮崎弁の特徴でもありますので、ご参考としてください。
えきんほう
「えきんほう」 です。言いたかっただけかも。
方言と言ってよいか微妙なのですが、「駅の近く」「駅の方面」という意味です。
使い方:おっちゃん二人の会話から
あ~た、きのう飲みすぎた~
まだ、ちぃっと頭いてわ~
「あ~た」 は、「あいた~」とか「いや~」など言葉の前につけて使います。
高校のときに何度も友人と話をしていた「宮崎のたぬきときつね」の話から、「あ~た」の使い方を紹介します。
たぬき:「あ~た、ぬき~」(いや~、暑い)
きつね:「たぬきさん、ぬきつね~」(暑いんですか~)
それぞれの発言に自分の「たぬき」と「きつね」が入っているという。
「で?」などと言わないでください(笑)
(笑)はぁ~、どこで呑んだつね?昨日は
ホルモン屋よ、最近出来たとこよ。
なんちゅう店やったか~名前が出てこん、
店ん娘が可愛してよ~ついつい。。
店ん名前が思い出せん~新しく出来たとこよ。
あ~、えきんほうやろ。派手な看板の
そう、そう、そう!!
結局、店の名前は出てこない二人でしたが、どこの店かは、わかったようです。どうやら駅の近くに最近出来たホルモン屋のようです。
宮崎は、基本的に車社会です。
「駅」は、どちらかというとモニュメント的な建物として存在します。
特に駅名を言わなくても、そのエリアの見当はつきます。東京などでは「駅」だけでは通じてくれません。
何線の何駅の何口(北口とか)まで説明しないと通じません。
待ち合わせに「えきんほう」を使った場合、「何駅!?」「何線!?」「どこ口!?」と連続でキレ気味につっこまれてしまいますので注意が必要です。
重要なポイントまとめ
ここで重要なこと。
- 「ん」は「の」と訳しましょう。
- 「えきんほう」に似た言葉に「はしんほう」(橋のほう)、「こーぷんほう」(コープ(スーパー)のほう)などざっくりした目印でも、だいたい通じます。
- 同義語に「えきんとこ」(駅のところ)があります。
- 「あ~た」も良く使います。「あ~た、ひんだれた~」(いや~疲れた~)など。
追加情報:ほりきりん公園
先日、東京都葛飾区の「堀切菖蒲園(ほりきりしょうぶえん)」というところに散歩に行ったところ
「ほりきりん公園」という公園がありました。
堀切+きりん をかけたネーミングでしょう。もちろん「堀切の」を現わしているわけではないでしょうね。ここは宮崎ではないですし。
宮崎のおすすめスポット(宮崎駅)
宮崎駅
宮崎駅(JR九州)は、リニューアルされて、駅構内の飲食店やお土産屋など充実しています。(写真はフリーダウンロードの素材を使わせていただきました。)
高校卒業後、東京に就職するときには「特急富士」(ブルートレイン)で宮崎駅から出発しました。見送りの同級生から、ドラムのシンバルに寄せ書きしてもらったことを記憶しています。父親も見送りに来てくれて、一緒に寄せ書きしてました。懐かしいです。
このおっちゃん二人のホルモン屋の話は下記に続きます。よかったらご覧ください。
ありがとうございました。