宮崎弁は癒しの方言と言われます!県内外どちらの方も楽しめる用例集にしました。
宮崎弁の「せからしい」です。
騒音などで「うるさい」ときや、色々とからまれて「うっとうしい」ときなどに使います。
せからしい
主に「うるさい」ときに使いますが、ニュアンスとしては「うっとうしい」時に良くつかう方言です。
年齢層によっては「しぇからしぃ!」と、「せ」を「しぇ」と発音することもあります。
九州全般で「サ行」を「シャ・シ・シュ・シェ・ショ」と発音することがありますので、これも覚えておきましょう!
使い方:学校の先生と生徒の会話
はい、みんな
授業はじめますよ~
昨日ん「宇宙戦艦ヤマト」
見た?
あ~、見らんかった
「猿の軍団」のほう見ちょった
「宇宙戦艦ヤマト」vs「猿の軍団」
私の記憶が正しければ、宮崎では両方同じ時間帯で放映されており、裏番組対決が繰り広げられていました。
「宇宙戦艦ヤマト」はご存じ「松本零士」原作の人気漫画をアニメ化したもので、1974年から読売テレビで放送されておりました。
「猿の軍団」は、ざっくり言うと映画「猿の惑星」に激似の作品です。円谷プロダクションの特撮ということで、ウルトラマンシリーズで育った私としては、こちらを見ていましたが、なんだか子供ながらに特撮自体が雑な感じがして、途中から「ヤマト」に切り替えたという苦い思い出があります。
主題歌の「猿の軍団♪猿の軍団♪」と連呼するところは今もなぜか歌えます。
はぁ?
絶対「ヤマト」んほうが
おもしりとん!
「おもしりとん」とは、”おもしろいのに”という意味です。「とん」とは、”〇〇のに”というというときに使います。
円谷プロやっちゃが
猿の軍団は!
絶対こっちやろ
こらー!!
せからしがー!!
先生に怒られてしまった二人でした。
そりゃ怒られます、授業中に「宇宙戦艦ヤマト」vs「猿の軍団」話をしていたのですから。
当時はテレビが一番の話題でしたね。ビデオデッキなども無く、両方見るということが出来ません。
人生最初の2択問題が、 「宇宙戦艦ヤマト」vs「猿の軍団」だったと記憶しております。
ここで途中から「猿」から「ヤマト」に切り替えた私は、人生最初の選択で誤っていたと言えましょう(;涙)。
どちらも中途半端。ヤマトがなんでイスカンダルへ向かっているかが密かに理解出来ていなかったし、猿の軍団が最終的に「ゴリラ派」か「チンパンジー派」のどちらが勝ったのかもわからないという有様でした。
重要なポイントまとめ
ここで重要なことです。
- 「せからしい」は「うるさい」ときや「うっとうしい」ときに使います。
- 「しぇからしい」と発音する年代の方もおられます。
- 人生最初の選択は色んな場面で登場することがあります。
宮崎のおすすめ品(切干し大根)
切干し大根(きりぼしだいこん)
宮崎県産の千切り大根のこと。全国一の生産量を誇ります。全国の90%以上を生産していると言われています。
宮崎の気候が切干し大根を作るのに適しており、特に国富町(くにとみちょう)では「霧島おろし」とよばれる寒風と、南国特有の強い日差しのもと半日から一日ほどで薄茶色の切干し大根が出来上がります。
(引用元:宮崎県ホームページより:みやざきの味と花101:千切り大根 (miyazaki.lg.jp)
切干し大根は栄養価の高い保存食として、全国的にも人気の食品です。
実家にいるころは、よく母親が煮物などで出してくれましたね、今も健康体でいられる一つの理由かもしれません。
ありがとうございました。