【おらぶ】と【おじー】2つの宮崎弁。「方言」とは、そもそも?についても解説します。

サンビーチ一ッ葉俯瞰写真

宮崎弁は癒しの方言と言われます!県内外どちらの方も楽しめる用例集にしました。

今回は「お」で始まる宮崎弁を2つ紹介します。「おらぶ」と「おじー」です。

また、宮崎弁などの方言全般についても少し解説してみたいと思います。

目次

「おらぶ」と「おじー」の使い方と意味

まず「おらぶ」です。

「叫ぶ」、「大きな声を出す」といった意味になります。

次に「おじー」です。

「怖い」、「恐ろしい」といった意味になります。

使い方:デート中の二人の会話から

つきあいはじめて間もない、ケンジくんとチエちゃんは「一つ葉の浜」(ひとつばのはま)にやって来ました。

ケンジくん

おーい!

突然ケンジくん海に向かって大きな声でさけぶ。

チエちゃん

なん、おらびよると?突然。
おじーが!

ケンジくん

ちっとおらびたくなったつよ(笑)

チエちゃん

なん言いよっと、ケンジくん
おじーかい、やめて(笑)

ケンジくん

「世界の中心で愛をおらぶ!」

チエちゃん

はぁ~。つまらんダジャレ
ここはスルーしとこう。

一つ葉の海岸に、初夏の太陽が痛いほどに照り続いていました。

ちなみに「世界の中心で愛をおらぶ」は、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」(主演:大沢たかお、柴咲コウ 2004年公開)をもじったものです。ご存じセカチューブームを巻き起こした大ヒットラブストーリーです。

「叫ぶ」を「おらぶ」に言い変えて、チエちゃんのウケを狙いましたが、どうやらすべったようです。

余談ですが、一部を宮崎弁に変えて遊ぶというものに「ケンタッキーフライドかしわ♪」があります。「ケンタッキーフライドチキン」のチキンを西のほうでは「かしわ」とも呼びます。

「おらぶ」の解説

チエちゃんとのデートで、ケンジくんのテンションも少し上がりすぎたようですね。気持ちが爆発して、おらばずにはいれなかったようです。

おらぶ」は「叫ぶ」という意味ですが、他の使用例として「そんげ、おらばんでも聞こえるが!」や「昨日寝言でなんかおらんじょったよ、あんた」があります。

「おらばん」は「おらばなくても」、「おらんじょった」は「おらんでいた」という意味です。

「おじー」の解説

チエちゃんのほうは、ケンジくんのテンションに少し引いてしまいましたが、なんとなく気持ちは伝わったようです。

おじー」は「怖い」という意味ですが、このケースでは「突然海に向かって叫ぶ」などという、ひと昔前の青春ドラマ的な寒さを感じて言う「おじー」(寒い)です。

余談ですが、かのイギリスのヘビーメタルバンド「ブラックサバス」の”オジーこうもりを食う”とニュースになったボーカリスト、オジー・オズボーンとは当然のことながら関係ありません。

この逸話、実際には食べてはいないそうで、レプリカと思ってかみちぎっただけだったが、感染症が危険なのでその後は体中に注射を打ちまくってライブを続けた。。とのこと。まさにオジー話(寒!)。

重要なポイントまとめ

くりかえしになりますが、ここで重要なこと

  • おらぶ、おじー ともに宮崎弁ではメジャー級の方言になります。いくつか使用法を書いておきます。
  • おらんじょる=叫んでいる、おらばんで!=叫ばないで!、おらべ=叫べ
  • おじかった=怖かった、おじもん=怖いもの

追加情報:方言全般について

宮崎弁を含む「方言」とは、そもそも何でしょう。

「日本語」の中身は、一律不変のものではありません。歴史的に変化してきていますし、地域的変種も多様です。さらに、本来は地域的な一変種であった文化的中心地のことばが、社会的な威信を得て標準語となり、周辺部のことばが方言の位置に置かれると、標準語の文体は高く、方言の文体は低いものと見なされるようになります。

引用:はじめて学ぶ方言学 「方言と言語・標準語・生活語」 日高水穂 [ミネルヴァ書房]

もともとは地域差のある話ことばが、文化的中心地(奈良や京都、江戸など)で使っていることばを標準語、それ以外を方言と定義しているということでした。

では、現在の日本において方言はいくつあるのでしょう。

方言を「宮崎弁」や「関西弁」などのように地域で分ける方法論が「方言区画論」といわれており、その論法でいくと大きく「東部」「西部」「九州」の3つに分かれます。九州の中でも「宮崎弁」「熊本弁」など九州内では各県ごとに7つに分かれています。

ご存じかと思いますが、九州は江戸時代まで「豊前、豊後、日向、筑前、筑後、肥前、肥後、薩摩、大隅」の九つの藩(国)に分かれていたので「九州」と呼ばれています。

廃藩置県後に7つの”県”になりましたが、方言の区分けは、この九つの藩(国)が残っている地域もあります。

では、いつからこのような分かれ方をしたのでしょう。九州に注目してみましょう。

九州方言は、奈良時代以降、長く政治・文化の中心であった京都・大阪のことばと大差なく、ルーツは同じとみられます。しかし、鎌倉・室町時代以降、京都のことばが近代化したのに対し、九州方言は古代日本語の特徴を色濃く残し続けました。一方では、都から遠いために独自の変化を起こしました。その結果生まれたのが現在の九州方言です。

引用:これが九州方言の底力 九州方言研究会 [大修館書店]

ざっくり言うと、奈良時代から、あまり変わらずに残ったことばと独自に変化したことばが九州弁だったのですね!

しかし宮崎弁のルーツと、京都弁のルーツが同じとは・・想像出来ない!「おらぶ」とか「おじー」は無いですもんね、京都弁に。

方言を地域で分ける 「方言区画論」 でしたが、他にも「音韻」「アクセント」「文法」による分け方もあるようですが、超細かい分類なので、割愛させていただきました。

宮崎のおすすめスポット(サンビーチ一ッ葉)

サンビーチ一つ葉(さんびーちひとつば)

私がいたころ、一つ葉海岸は遊泳禁止の海でしたが、近かったので砂浜でよく遊んでました。

今は、サンビーチ一つ葉としてレジャー施設となっています。

人口ビーチがあり、海水浴も可能です。近くには有名なゴルフ場のフェニックスカントリーやシーガイアなどもありますよ。

海水浴ができるようになったんですね!うらやましいです。

また、カヌーやスタンドアップパドルボードなどのマリンスポーツも楽しめます。バーベキュースポットは、年中無休で無料で楽しめます。

ありがとうございました。

よかったらシェアしくださいね!
目次
閉じる