宮崎弁は癒しの方言と言われます!県内外どちらの方も楽しめる用例集にしました。
「く」で始まる宮崎弁を紹介します。
「くじー」、「しちくじー」です。宮崎県人に言われたことがあったら、あなたは「しつこい」と思われているかもしれません。
くじ~
「くどい」、「しつこい」という意味になります。
・使用例は「アイス事件」が勃発した夫婦の会話の続編になります。ここまでの経緯は下記をご覧ください!

使い方:夫婦の会話から
・夫が買ってきたはずのアイスがなくなったことに焦っている様子。

俺んアイス、母さん食べたっちゃないと?



知らんて!あんたもくじね~



ごめんごめん、、
もしかしての話やが~
納得いかない夫であった。



そんなにアイス食べたいなら
今日コープでアイス安売りしちょるかい、
買ってくるわ。



うん、ありがとう。
でん、安売りのアイスは、かき氷タイプやろ?



しら~ん、見てみらんと。実際。
(夫、コープのチラシを見る)



あ~!これじゃねーとよ~。



あんたも、しちくじねー!
もう知らん自分で買って来ない!
すっかり妻の機嫌をそこねってしまった夫でした。
男性はしつこいと嫌われてしまうようです。
夫が言っていた”かき氷タイプ”ですが、私自身、母親が「アイス買ってきたから食べー!」と買ってきたものが”かき氷タイプ”だと少しがっかりした記憶があります。
あくまで個人的な好みの問題なのですが、アイス”クリーム”を期待していたときの”かき氷タイプ”には裏切られた感があり、母親がせっかく買ってきてくれたのに「アイスクリームと違うがね!」と文句を言ったり、今さらながらわがままな子でしたね。
それはさておき、「くじ~」は「しつこい」という意味で使いますが、性格的なものに加え料理の味にも使います。「ちっと、こんラーメンくじが~」とか。
「しちくじ~」は、くじ~を強調する場合に使います。さらにしつこい状態を表します。
夫のアイスに対するこだわりがくどくて、妻も若干切れ気味になったようです。夫婦げんかの原因がアイスだったり、どうでもよいことがきっかけとなるのは世の常とも言えそうですね。。
重要なポイントまとめ
ここで重要なこと。
- くじ~の強調系しちくじ~の「しち」ですが、同じ強調系の「てげ」(後述)と組み合わせることはあまり無いです。宮崎弁のおもしろいところです。
- 男性はさっぱりした性格のほうが好感がもたれるようです(笑)。
- かき氷タイプもおいしいです。
宮崎おすすめスポット(都井岬)


都井岬(といみさき)
串間市にある都井岬です。「都井の野生馬」は天然記念物に指定されており、江戸時代から続いています。
もともとは武士の馬が野生化したものと言われています。
母親が「やせうま」と呼んでいて、痩せているうまい食べ物かと勘違いしていました。
都井岬から見える「幸島」には野生の猿も生息しており、イモを洗う姿などが有名です。
白水舎乳業
白水舎乳業は、宮崎県人にはなじみ深い牛乳メーカーです。
アイスの話題に関連してご紹介します。
有限会社 白水舎乳業
弊社の初代社長となる奄美大島出身の都成仲二は、26歳の時アメリカのカルフォルニアに渡りました。
現地で酪農に触れ、36歳で帰国し、大正8年に宮崎市高松町で酪農をスタート。
当時まだ牛乳を飲む習慣がなかった人たちに、仲二が「牛乳は命の白い水じゃ」と言って営業をしていたことから、社名を白水舎としました。
引用元:白水舎乳業 会社概要│宮崎県の白水舎乳業 | 牛乳・牛乳甘酒 百白糀・アイスクリーム・ソフトクリーム販売と公式通販 (hakusuisha.jp)
宮崎市内の小学校の給食に出ていたのが白水舎の牛乳です。4年間ずっとお世話になりました。
(小学校1~2年は「脱脂粉乳」で白水舎の牛乳は3年生からでした。決しておいしくはない脱脂粉乳からようやく普通の牛乳になった時はうれしかった~!)
宮崎の小中学生は、この白水舎の牛乳で育った子が多いのではないでしょうか。
白水舎には思い出があり、牧場が近くにあったので(宮崎市内にあったんです!)小学生の時に見に行ったことがありますが、そのときに「牛が2~3頭しかおらんかった」と友達とネタにして先生に怒られたのを覚えています。
白水舎の牧場は、もちろん県内の他にもあって乳牛も豊富です。その節は大変申し訳ございませんでした。
その白水舎からアイスクリームも販売されていますのでご紹介いたします。ぜひご覧ください!
ありがとうございました。

